広島研修

   2018/07/31

6月13日~15日
「平和」「復興」「未来」を学んだ広島研修
                     
「熱意を感じた」(生徒の感想より)
 広島研修で、広島の街が一瞬で破壊されたことを知り、恐怖を感じた。最終日、3組は「中国新聞」に行き、原爆投下後すぐに新聞が発行されたことを知った。それは「被災した人たちに情報を伝えることで復興の力を」という強い熱意(人へのかかわり:社会貢献)があったからできたことであり、すごいと思った。研修で学んだことを学校生活で生かしていきたい。特に「仲間とのかかわり」で意見の食い違いがあっても仲間の話をよく聴き、互いの考えを尊重して、よりよくかかわっていけるようにしたい。月曜日からの日常生活で(形だけではなく)学んだことを行動で示して、さらに質の高い活動をしていきたい。                    

被爆体験伝承者・笠松町議会議長さんから学ぶ事前学習
 今年の広島研修は事前学習として、広島から被爆体験伝承者の辻靖司さんを招き、中学生で被爆された方のお話を聞かせていただきました。

 また、笠松町議会議長さんに笠松町の「非核平和都市宣言」について教えていただきました。役場からは、原爆についてのポスターも貸していただき、学習を進めました。

「頭と心で判断して行動してください。」被爆者の言葉
 広島での1日目、広島へ着いてすぐに、国際会議場で被爆者の講話を聞きました。その後、平和記念資料館を見学しました。そして、平和記念公園の原爆死没者慰霊碑の前で、平和への願いを込めて「大地讃頌」を合唱しました。

 平和セレモニーでは、「平和宣言」、「黙祷」を行い、事前に各学級で作成した千羽鶴を奉納しました。

 平和インタビューでは、平和記念公園を訪れている外国人観光客の方に英語で積極的に話しかけました。けがをした外国人の方を介抱する生徒の姿もありました。

碑巡りをしながら自主的に平和記念公園のゴミを拾う生徒も
 2日目は、平和記念公園にあるたくさんの記念碑などを巡りました。ボランティアの方に、一つ一つの意味を丁寧に教えていただきました。その後、班ごとに分かれて、それぞれの班の研修テーマに基づいて、袋町小学校、旧日本銀行、マツダスタジアム、宮島などを見学しました。
夜には、元広島県庁職員の方に広島の復興についてお話を聞き、それを受けて、平和のために、地域のために、今の自分たちにできることを話し合い、発表し合いました。

学んだことを生かすために
 3日目は学級別研修を行いました。学級ごとに分かれて5つの事業所で、復興について学びました。
 1組は、日本銀行広島支店で、被爆後、通帳がなくても自己申告で預金を払い出したことや、他の銀行も日本銀行の窓口を借りて業務を行ったことを知りました。

 2組は、もみじ饅頭を作っているにしき堂を見学しました。被爆からの復興で、広島の人を笑顔にしたいという強い願いからもみじ饅頭を作ったことを知りました。

 3組では、中国新聞社を訪れ、新聞社の人々が「被災した人たちに情報を伝えることで復興の力を」という思いで、被爆翌日には事業を再開し、2日後には新聞を発行したことを知りました。

 4組は、マツダ株式会社を見学しました。ここでは、原爆投下後、材料も場所も十分にない中、4ヶ月で自動車作りを再開し、作られた三輪自動車は復興の力となったことを知りました。

 5組は、被爆電車の見学をしました。ここでは、被爆後3日で電車を走らせたことを知りました。そして、今でも当時被爆した電車が広島市内を走っていることに驚きました。

 この研修は、過去にあった事実を学ぶだけではなく、予測困難な時代を生き抜くための、未来の自分たちの生き方を考える研修となりました。また、主体性という点でも、うれしいエピソードがありました。平和公園では、進んで落ちていたゴミを拾う生徒がありました。自らゴミを拾う生徒に、担任が「どうして?」と尋ねると、その生徒は「ここは平和記念公園だから。」と答えました。研修の意義を十分に理解して、さっそく自らの行動に移したのです。