読書の秋

 

読書の秋です。今月も、読み聞かせの会では、笠松町の読み聞かせボランティアの「かみふうせん」の皆様に来ていただきました。11月11日(火)の朝、1,2,3年生とくりの実の教室では、あたたかい雰囲気の中、心を込めてお話を読んでくださる「かみふうせん」の方と、心を寄せるようにお話に聞き入る子どもたちの姿が見られました。

読み聞かせを終えて「今日も楽しかったです。」と学校を出られる「かみふうせん」の方々に感想をうかがうと、こんなお話をしていただきました。

「今日は2年生の学級で『おじいちゃんの ごくらくごくらく』という絵本を読みました。最初は、おじいちゃんとお風呂に入っている絵を見てわいわい楽しいつぶやきをしていた子どもたちが、おじいちゃんが病気になり、やがてなくなる場面ではシーンとなり、ぐっと話に入り込み、何かを感じているんだということが伝わってきました。涙ぐんでいる子もいました。素敵な子どもたちだと思いました。」

『おじいちゃんの ごくらくごくらく』(西本鶏介:作 長谷川義史:絵 鈴木出版)には、おじいちゃんと孫のゆうたとの楽しいしあわせな時間と、やがて訪れる死と別れ、そしていつまでもつながっている心が描かれています。子どもたちは、それぞれこのお話を受け止め、心がつながる、つながっている、ということについて何を感じ考えたのでしょうか。

子どもたちが、これからも素敵な本に出合って、自分の心を豊かにしていくことを願います。「かみふうせん」の皆様、いつもありがとうございます。